富山GRNサンダーバーズ、石川ミリオンスターズの2チームで新たなスタートを切った日本海リーグ。3ターム制(15試合、15試合、10試合)で争われた今季はターム1を富山、ターム2を石川が獲り、ターム3を富山が制して初代王者の座に就いた。2007年から激闘を繰り広げてきた両チームの2023年の戦いを様々な数字を基に振り返ってみる。
今季は富山23勝、石川15勝、2引き分けで、2007年からの通算成績は富山が1156戦557勝516敗83分け、石川が1159戦523勝537敗99分け。直接対決は380戦で富山171勝、石川177勝、32分けとなった。
富山の23勝の内訳は1点差が8試合、2点差が2試合、3点差が6試合で、5点差2試合、7点差、9点差、10点差、11点差、16点差が各1試合。石川の15勝の内訳は1点差、3点差、5点差が各3試合、6点差、7点差、9点差各2試合。富山は3点差以内で16勝を挙げ、接戦の強さが際立った。石川は5点差以上の勝利が9を数え、勢いに乗った時の攻めに迫力を見せた。
ホームゲームで見ると富山は10勝8敗2分け、石川は7勝13敗となったが、ターム2の終盤以降に富山が12連勝するまで、富山は5勝8敗2分け、石川は7勝6敗で、ホームアドバンテージがあったとは言い難く、一般的に言われている「後攻めが有利」とも言い切れない結果となった。ちなみにターム1で富山は4勝4敗1分け、石川は2勝4敗、ターム2で富山は5勝9敗1分け、石川は3勝5敗と地元ファンにとって歯がゆい試合が続いた。
1試合の平均得点だけを見ると富山5.2、石川4.6で対戦成績ほど差はなく、2桁得点を挙げた試合も富山がリーグ記録の17点2試合を含めて4試合(ターム1=2試合、ターム2、3=各1試合)に対して石川は3試合(ターム2=3試合)だった。
富山は7得点以上では9試合9勝で勝率10割、5得点以上では19試合16勝2敗1分けで勝率8割8分9厘、4得点以上では25試合19勝5敗1分けで勝率7割9分2厘となり、3得点以下では15試合4勝10敗1分けで勝率2割8分6厘、無得点(完封負け)は4試合(ターム1=1試合、ターム2=3試合)だった。 石川は7得点以上では8試合8勝で勝率10割、5得点以上では16試合12勝3敗1分けで勝率8割、4得点以上では22試合17勝4敗1分けで8割0分9厘となり、3得点以下では18試合2勝15敗1分けで勝率1割1分8厘、無得点(完封負け)は0試合だった。 (✕)