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数字で振り返る2023日本海リーグ②

 全40試合で争われた今季、富山の総得点は206、石川の総得点は184で対戦成績通り(富山23勝石川15勝2引き分け)、富山が上回った。1試合平均得点は富山5.2点、石川4.6点で、富山の勝ち試合の平均得点は7.0点、負け試合の平均得点は2.5点、石川の勝ち試合の平均得点は7.2点、負け試合の平均得点は2.9点だった。

 タームごとの平均得点では、ターム1は富山4.9点、石川4.3点、ターム2は富山4.2点、石川6.1点、ターム3は富山7.0点、石川2.8点。終盤までもつれたターム1、石川が優勢に進めたターム2、富山が圧倒したターム3をそれぞれ反映した結果となった。

 イニングごとの得点を見ると、富山は七回の41点が最高で八回32点、三回26点、五回25点、一、二回各22点、四回20点、七回10点、九回8点と続いた。石川は四回の31点が最高で一、三回各27点、六、七回各21点、二回17点、八回16点、九回13点、五回11点となった。富山は打順2、3巡目、石川は打順1、2巡目に得点する確率が高かったと言える。

 勝ち試合に限ると、富山は六回29点、八回26点、五回23点で、三回18点、一、二回各16点と続き、先制、中押し、駄目押しと効果的に得点したことが分かる。同様に石川は一回22点、三、四回各17点、六回12点、二、七回各11点となり、序盤で奪ったリードを中盤に広げて逃げ切るのが白星への道筋となった。

 ターム別で見ると、富山はターム1で一~三回に24点、四~六回に25点、七~九回に24点、ターム2では同じく27点、26点、10点、ターム3では同じく19点、35点、16点をマーク。石川はターム1で一~三回に27点、四~六回に19点、七~九回に19点、ターム2で同じく37点、29点、25点、ターム3で同じく7点、15点、6点を挙げた。

 勝敗について得点を奪った回だけで考えても、お互いに持ち味を出し合ったターム1は互角に近く、ターム2は後半にも得点できた石川が得点できなかった富山を抑え、ターム3は大半の試合で石川のお株を奪って序盤、中盤にリードを奪った富山が制することになった。 ちなみに富山は後攻で123点、先行で83点を記録し、石川は後攻で79点、先行で105点を挙げた。両チームが奪った得点は1試合平均で富山県開催は11.4点、石川県開催は8.1点となり、富山で行われた試合は石川で行われた試合より、得点シーンを3度以上見ることができた。 (✕)