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数字で振り返る2024日本海リーグ・監督

日本海リーグ記録部

 富山の吉岡雄二監督が退団し、ヤクルトのコーチに就任することになった。BCリーグ(現ルートインBCリーグ)、日本海オセアンリーグ時代を含め、2014~17年、21~24年の8季にわたってチームを率いた同氏に感謝と敬意を込め、富山、石川両チームの各監督が残した数字を見ていく。(以下、敬称略)

富山、石川ともに2007年から24年まで17シーズンを終え、富山は7人、石川は8人が監督を務めた。富山のプレーオフ等を除いた公式戦(リーグ戦)の戦績は1196戦574勝537敗85分けで勝率5割1分7厘、石川の公式戦の戦績は1199戦544勝554敗101分けで勝率4割9分5厘となった。

試合数の多い順に富山は吉岡494、鈴木康友216(3季)、横田久則144(2季)、進藤達哉144(2季)、二岡智弘70(1季)、伊藤智仁68(1季)、田畑智也60(1季)、石川は森慎二の360(5季)が最多で、金森栄治216(3季)、渡辺正人143(2季)、武田勝138(2季)、田口竜二131(2季)、後藤光尊99(2季)、フランコ72(1季)、岡崎太一40(1季)と続いた。

勝利数で並べた場合、富山は吉岡236、鈴木116、進藤64、横田53、伊藤38、二岡36、田畑31、石川は森166、金森116、武田69、渡辺63、田口49、フランコ31、後藤29,岡崎21。敗戦数の場合、富山は吉岡221、鈴木84、横田77、進藤75、二岡31、伊藤27、田畑22、石川は森169、金森79、渡辺70、武田62、田口61、後藤58、フランコ38、岡崎17。引き分け数では富山は吉岡37、鈴木16、横田14、田畑7、進藤5、伊藤3、二岡3、石川は森25、金森21、田口21、後藤12、渡辺10、武田7、フランコ3、岡崎2だった。

最後に勝率。富山は田畑が5割8分4厘9毛でトップ、伊藤が3毛差の5割8分4厘6毛で続き、鈴木5割8分0厘、二岡5割3分7厘、吉岡5割1分6厘、進藤4割6分0厘、横田4割0分8厘、石川は金森の5割9分5厘最高で、岡崎5割5分3厘、武田5割2分7厘、森4割9分6厘、渡辺4割7分4厘、フランコ4割4分9厘、田口4割4分5厘、後藤3割3分3厘と続いた。ちなみに富山の吉岡は1期(2014~17)が287戦131勝139敗17分けで勝率4割8分5厘、2期(21~24)が207戦105勝82敗20分けで勝率5割6分1厘だった。

 勝つことだけが当リーグの目的ではないが、富山の新監督、石川の岡崎がどこまで数字を伸ばすかにも注目したい。